ヒンドゥー教のお祭りディパバリ

マレーシアでの生活

こんにちは、Stellaです。

今日は、ヒンドゥー教のお祭りディパバリ(ディーワーリー)についてお話します。

2022年は10月24日(月)がディパバリでした。アルファベットで書くとDeepavali、またはDiwaliとなります。

ヒンドゥー暦でカールッティカ月の新月の夜に5日間かけて、女神ラクシュミーをお祝いするお祭りです。日本人の多くが通常使っているグレゴリオ暦で言うと、毎年10〜11月の間になるようです。

別名は「光のフェスティバル」と言われ、花火や爆竹、コラムと呼ばれる砂絵で飾り付けをしてお祝いします。

マレーシアには、インド系マレーシア人もたくさんおられるため、この時期になると色々なモールではディパバリの飾り付け、主にコラム(kolam)と呼ばれる砂絵がみられました。

自宅近くのモールのコラム

コラムについて

このコラムについて調べてみると、やはりインド系マレーシア人の多くがそうであるように、このコラムもタミルなど南インドから伝わったものだそうです。

南インドでは、毎朝夜明け前に女性が家の入り口を水で洗い清め、米粉や砕いた石灰石、赤レンガの粉を使って、フリーハンドでコラムを描く風習があります。そしてこの技は、母から娘へと世代を超えて伝えられて来ました。

コラムは曼荼羅の一種であり、コラムを描くこと自体が儀式だと考えられています。そして、コラムは女神ラクシュミーを招き入れ、悪霊を防ぎ、コラムが描れている家の住人に繁栄と成功をもたらすと信じられています。

コラムのデザインは複雑で左右対称であり、心が乱れている状態では作ることはできないため、コラムを作る際には、平静さを保つことが非常に重要と言われているそうです。(頭の中を空っぽにして、「無」になれるのかもしれませんね。)

また、毎朝、前日描かれたコラムは洗い流され、新しいものが同じ場所に描かれるため、ヒンズー教徒が持つ「無常」の概念に繋がるところもあるそうです。

今回、ディパバリについて調べてみて、コラムを描くことは儀式であり、また毎朝描くことなどが知れ、新たな発見があり良かったです。(笑)

ディパバリ前日のブリックフィールズの様子(2022/10/23)

さて、元に戻りましてお話します。

23日にブリックフィールズというところにあるインド人街を訪れてみました。たくさんのお店が歩道まで出ていて、爆音でインドっぽい音楽が流れる中スリに気をつけながら、夫と息子と三人で見て回りました。

ヘナタトゥーをしてもらえるお店や花飾りのお店、光のお祭りなだけあってディヤと呼ばれるオイルランプを売っているお店もありました。その他はお菓子や、飲みもの、果物にカレンダーや衣類を販売するお店など様々なお店が出ており、見ているだけで珍しく興味深かったです。

さて、その夜は街の至る所で花火が上がり、我が家のコンドミニアムからは遠目に5ヶ所から花火が上がっているのが見えました。コンドミニアムの真下から花火を打ち上げる人もいて、目の前まで上がったので窓ガラスが割れるのではないかとヒヤヒヤしました。

以上が、初めて体験したマレーシアのディパバリでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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