注意⚠️👀 古い記事です!!最新の情報は変わっている可能性があります。
こんにちは、Stellaです。
今回は教育移住検討時に気になる、ビザについてお話します。使えるビザは、以下の3つとなります。
移住検討当初は、全く何も分からない状態で、ただただ子供に多言語、多文化共生社会で、インタラクティブな教育を受けさせたい、自分自身の海外で働くという夢も叶えたいという思いだけでしたが、実際に実現させようとすると「必要なビザってどんなものがあるの??」と疑問が湧き調べてみました。
[X 観光ビザ] |
教育移住するには、当たり前ですが観光ビザでは期間が足りません。観光ビザでマレーシアに滞在出来るのは、3ヶ月が最長となります。期限前に隣国のシンガポールやタイに一度出国してパスポートにスタンプを貰い、Uターンしてマレーシアに戻る。それを繰り返すことで合計180日/年までの長期滞在は可能になります(ビザランと言うそうです)が、単身ならまだしも家族帯同では、なかなかその手法を採用するのは、残りの185日の他国での滞在費などが掛かり、現実的ではないと思われました。私たちは、家族3人全員での移住を検討しているので、長期滞在にはそれぞれに何かしらのビザが必要です。 |
[〇 保護者ビザ&学生ビザ] |
そこで色々と調べていく内に、母(父)子留学では、子供は「学生ビザ」、父母のどちらか一方のみが「ガーディアン(保護者)ビザ」というものを取得すれば、長期滞在が可能になるということを知りました。(一般的には、父親が自国に残って稼ぎ、マレーシアに送金するということが多いようで、あまり父子で留学しているという方は聞いたことがありません。)しかし、私たちの場合これではビザが大人一人分足りません。 また、2021年に制度が変わったそうですが、家族の内で一人が就労ビザを持っている場合、その子供やもう一方の親はこの保護者ビザと学生ビザは持てず、就労ビザに付帯するビザでの渡航となるそうです。 |
[〇 就労ビザ] |
そもそも私の夢「海外で働きたい!」を実現させる為には就労ビザが必要なので、マレーシアでの就職さえ決まれば、そこで問題は一気に解決します。就労ビザを得られれば、それに付帯するビザで家族と一緒に渡航することが可能となります。 |
[〇 MM2H] |
別途検討しているのは家族全員でMM2Hというビザを取得するということです。MM2Hとは、「Malaysia My Second Home」の頭文字をとったもので、ロングステイビザといい10年間マレーシアに滞在可能で、最低滞在日数の制限などもなく入出国も自由で、更新も難しくない便利なビザです。少し前まではリタイアした年金生活者が使うことの多いビザでした、近年では、ノマドワーカーや教育移住する人たちが取得することが多くなってきています。 このMM2Hについて、マレーシア政府は新型コロナウィルスの感染拡大により観光ビザでの入国を2020年12月31日まで禁止しており、観光ビザでの入国を再開させるまでは、MM2Hビザの新規申請は出来ないということになっています(サラワク州を除く)。ところが、2020/12/22になり、少し情報が出て2021年3月のMM2Hプログラムの再開を目標に取り組んでいるということが分かりました。ということは、恐らくですが、MM2Hビザの申請にはまずは観光ビザでマレーシアに訪問し、ビザの申請が必要な為、観光ビザで2021年3月以降に入国が可能になるのではないかということが推測されていました。※1 しかし、喜んでばかりもいられないのですが、マレーシア政府はMM2Hプログラムを見直す予定で、今までよりも申請条件が厳しくなっている場合は、申請自体が出来ない場合もあり、固唾を飲んで見守っているという状況です。 ※1 http://www.tourismmalaysia.or.jp/news/news200609.html (2022/01/14現在このページは削除されたようです。) ※2 以下に申請条件を参考に記載します。(2021年7月以前の条件) 50歳未満の方 ・最低50万リンギット(約1350万円)以上の財産証明*3)と月額1万リンギット(約27 万円)以上の収入証明が必要です。 ・仮承認がおりた後はそのうちの30万リンギット(約810万円)をマレーシアの金融機関に 定期預金する必要があります。 ※2年目以降は医療費、家の購入、同行した子供の教育費目的に15万リンギットを引き出 す事が可能です。 出典: http://www.tourismmalaysia.or.jp/long/long_5.html |
2022/01/14追記
実は2021年8月にMM2Hの改悪された新ルールが発表され、そのルールでの新規受付が2021年10月から開始されるということでした。(2022/01/14現在、新規申請の受付は停止しているようです。)
MM2H新ルール |
資格取得に必要な月収は改訂前と比べると4倍のRM4万/月(日本円で約108万円/月)になり、定期預金は倍のRM100万(約2700万円、50歳未満の時)になりました。またビザの有効期限は、10年⇨5年へと短くなるというものでした。 国外収入条件: RM40,000 (約108万円)以上/月 定期預金: RM1,000,000 (約2,700万円)以上 +RM50,000(約135万円)X扶養家族の人数 (扶養家族がいる場合、追加で預ける必要あり。) (RM1=27円換算時) 必要滞在日数:90日/年以上 (50歳以上は滞在要件なし) 申請者の最低年齢:21歳から35歳に引き上げ |
私たち家族にとっては、あまりにも非現実的なレベルへの引き上げだった為、この引き上げが分かった時点で、我が家はMM2Hでのビザの取得を諦めざるを得ませんでした。
残る選択肢は、学生ビザと保護者ビザで渡航し片親だけは半年/年を日本に滞在するプランか、MM2Hの見直しも噂されてはいるので、改訂前に近い月収や定期預金に戻ることに淡い期待を持ちつつも、やはり一番現実的な就労ビザ+付帯ビザ取得を目指す他なさそうと2021年の年末頃まで考えていました。
2023年1月14日追記
今では、2022年10月1日に申請開始となったノマドビザ( DE Rantau Nomad Pass )というものが出ました。学生ビザ+保護者ビザの場合、足りないもう一人の親のビザを2年までならノマドビザで取得する、という選択肢も新たに出て来ました。それでは、ノマドビザの条件を見てみましょう。
△ ノマドビザ( DE Rantau Nomad Pass ) |
【申込資格】 1. 18歳以上 2. マレーシアまたは、日本や外国に拠点を置く企業との有効な契約を結んでいるデジタル フリーランサーまたは独立請負業者 2. もしくは、マレーシアまたは、日本や外資系企業からの有効な雇用契約を結んでいるリモートワーカー 3. デジタル マーケティング、デジタル コンテンツ開発、デジタル クリエイティブ コンテンツなど、IT 業界で働いていること 4. 年収 24,000 米ドル以上 【必要書類】 ・パスポートのコピー:パスポートのすべてのページのコピーを提出(最低 6 ページの空白ページが必要。) ・パスポート写真 ・雇用契約書:期間が 3 か月以上の有効なプロジェクトを示す雇用契約を提出 (複数契約OK。) ・収入証明書 :年間 24,000 米ドル以上の収入があることを示す収入証明書を提出 ・最新の履歴書 ・銀行取引明細書:直近 3 か月の銀行取引明細書と年次損益計算書のコピーを提出 ・無犯罪証明書 ・個人保証書フォーム:個人保証書フォームをオンラインでダウンロードし、フォームに記入して、署名済みのフォームをアップロードする ・医療保険加入証明書 :マレーシアで有効な医療保険加入証明書 ・扶養家族を含める場合の追加書類 :子供の出生証明書と結婚証明書 詳細についてはこちらでご確認ください。➡️ MDEC https://mdec.my/derantau/foreign |
最長2年ではありますが、ノマドビザでも配偶者と子供のビザは出る様です。しかし、配偶者と子供のビザについては事前に学校側にも必要なビザを確認した方が良いようです。
コメント