こんにちは、Stellaです。
少し長くなりますが自分の備忘録のためにも、今日は先日、夫が入院した時のことをお話します。
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それは、突然やってきました。
日曜日の午前3時半、私は深い眠りについていました。
しかし、遠くから誰かが私の名前を呼んでいるのです… [怖いお話が始まりそうですね(笑)]
寝室は浴室からの明かりが届き、薄ら明るくなっていました。不思議と(恐らく)すぐに目を覚ました私の枕元に、夫が黙って立っているのがぼんやり見えました。心の中で「何事!!」と思いながら話を聞くと、どうやら持病の腎臓結石の発作が始まりそうとのこと。痛みを和らげるために取り敢えず熱いシャワーを浴びて身体を温めるということでした。
それは、どれだけの効果があるのだろう?と思いながら、眠たい目を擦りながら、最悪のケースを想定しなくてはと頭を切り替え、「もし、痛みが強くなって救急で病院に行くなら、どの病院にしよう?!」とネットで情報を集め始めました。
それまで、軽い風邪や怪我の場合に行こうと想定していたクリニックや病院はありましたが、まさか救急で病院に行くことはあまり想定していませんでした。
そうこうしているうちに、「痛みがだんだんと酷くなってきている、これは本当に救急で病院に行った方がいいかもしれない」という状況になってきました。7歳の子供を置いていくわけには行かないし、行くなら痛みで動けなくなる前に行こうということで、その時点で子供を起こしました。状況の説明をしたところ、意外にスッと起きてくれたので助かりました。
引き続き、救急外来のある病院を探していた私は、あまり英語が得意ではない夫を診てもらう病院ということで、仕事を持つ私は、夫が入院となった場合に彼一人でもやって行ける病院を選ばねばと思い、自分が入院するならココと想定していた大きめ病院(Gleneagles Kuala Lumpur)は諦め、日本語通訳の方が3名在籍されているという情報があったPrince Court Medical Centreに行くことを決めました。(当時調べた中では、一番通訳者の人数が多かった気がします。)
その病院に電話すると、「いつきても大丈夫です。救急車は必要ですか?」と聞かれたので、「いえ、自分たちでタクシーで向かいます。」と答えました。この時点で朝4時すぎ、内心、こんな時間にタクシーは捕まるのだろうか??と不安に思いながら、そう答えたのですが結果問題なく、いつも使っているGrabというアプリでタクシーを手配することが出来ました。
病院に着くと、救急には日本語の通じるスタッフの方はいませんでした。症状や身長、体重を伝えると奥の処置室に連れて行かれました。
腎臓結石は、尿管に降りてくる時に、出産と同等の痛みがあるらしいです。夫は今回15年ぶり2回目の発作で、前回の経験から痛みの経過を知っているため、その痛みの中でも冷静に話し、早めに判断したおかげで家族全員で落ち着いて病院に辿り着くことが出来ました。
その時の看護師によると、典型的な尿管結石の症状だということで、「みんな(尿が濃くなる)これくらいの時間に、同じくらい痛がって救急に来るよ」ということでした。やはり救急にきたのは正解のようでした。ちょっとやそっとの痛みではないため、市販の痛み止めでは、対応できないのです…
しかし、主人は痛みには強い方で、側にいる子供を怖がらせないようにと必死で痛みに耐えていたせいか、最初から強めの痛み止めは打ってもらえず、3回目くらいでようやく、よく効く痛み止めを打ってもらうことが出来ました。ちょっとそこだけは損だったなと思いつつ、こんな時まで子供への配慮ができるなんて、我が夫ながら少しすごいなと思いました。
救急での処置が一通り終わり、翌日の「月曜日に専門医に診てもらうため、また来てください。」ということで、会計の手続きをしていたところ、まだ痛みにもがいている夫を見かけた医師が、「そんなにまだ痛いんだったら、入院しますか?」と聞いてくれました。
家で過ごすにしても、病院で過ごすにしても石が出るまでは痛みが続くが、病院にいる方が処方予定の薬だけより、痛みのコントロールはできるという話を聞き、家で苦しむ夫を看るのは大変!、本人も痛くない方がいいに決まっている!という判断で、急遽入院する方向で話が進みました。
そこから、入院手続きや準備が終わるまで処置室で待ち、病室に行ってビックリしました。
まるでホテルのような、13畳くらいの個室に通されたのです。病院施設の充実度、医師や看護師の対応は日本のそれと同レベルで安心感があるものの、逆に一体おいくら万円の請求が来るのだろう?と、そちらの方が心配になりました。(後から知りましたが、こちらの病院は個室しかないそうです!)
でも、こういう状況では「提供される医療に心配があるより、お金の心配をしている方がましだね。」と夫と何度か話しました。この病院は外国人が多く利用する病院で、吹き抜けのホテルのロビーのような入り口や、カフェやレストランもいくつかあり、病院食も見ただけではちょっとしたレストランの料理??というような食事が提供されていました。
そんなこんなで夫の入院が無事完了し、月曜にしか会えないと言われていた専門医も当日中に来て夫を診てくれたので、安心して帰宅したのでした。
そして翌日、様子を見ていた結石は自然に排出されたようで、手術の必要はなくなり、一泊だけの入院で無事に退院に漕ぎ着けました。
結果お会計は、約15万円でした。検査費用に手厚い看護、素晴らしいお部屋だったので、相応かなと思っています。が、ここで夫が入っていた保険では一度立て替えし、後から保険会社に請求するスタイルの保険だった為、これから保険請求という手続きが待っています。考えるだけでも気が重いです…
皆さんにオススメしたいのは、もし持病などお持ちで健康に不安がある場合は、キャッシュレスプランに入られる方がいいということです。ただでさえ、怪我や病気で大変な時に保険請求のことまでは、なかなか頭が回らないものです。今の保険が切れたら、次に入る保険は多少高くてもキャッシュレスプランにしようと思う私なのでした。
マレーシア移住、教育移住を目指す誰方かの参考になれば嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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